数量は多 山田美妙　「祇王」　初版本・昭和９年・立命館出版・函付 文学/小説

著者プロフィール\r山田 美妙は、日本の小説家・詩人・評論家。言文一致体および新体詩運動の先駆者として知られる。二世曲亭主人、美妙斎、美妙子、樵耕蛙船、飛影などの号も用いた。 SF・推理小説作家の加納一朗は孫。（ ウィキペディア）\r\r立命館出版・昭和９年４月初版発行の山田美妙遺稿・今春聴考訂 「白拍子 祇王」函付きです。序文は中川小十郎、跋文は今春聴（東光）です。ちなみに瀬戸内寂聴は、中尊寺で春聴から得度を受け法名を「寂聴」としています。中川小十郎は、西園寺公望が設立した私塾立命館を継承し、のちの立命館大学の創始者となった人物です。\r\r本書発行の経緯\r今春聴は延暦寺で修業をしていたが、ある日山を下りて京都五年坂辺をブラついていて、ある古物商に立ち寄った折りに、ゴミ屑同然に置かれていた山田美妙の未発表の原稿を発見した。これは明治文学の１ページに書き加えるべきものだと考えた春聴が、立命館出版部に出版発行の依頼をした。（跋文の要旨）\r\r函にはヤケと少し傷みがありますが、本体は、題箋の文字の褪色もなく、ヤケやシミも少なく８６年前の本としては良い状態だと思います。

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