商品の詳細
73年発売、定価¥17800の3バンドモデルです。のっぺりとしたデザインで、同時期のどのメーカーのラジオよりも大型です。その割りにはアクセサリーは少なく、トップパネルにラウドネス、AM感度切替兼AFC、インディケーターの機能切替があるのみ。そうそう、パワースイッチの上のシルバーのスライドノブはアンテナのホップアップ(横に収納されているアンテナの先端がちょこっと持ち上がる)用です。その下にダイヤルライト。前面には大きなスピーカーグリルがあり、ボリュームとトーンのツマミが向かって左に、右側にはワイヤレスマイクのスイッチがあります。何もこの時期の3バンドラジオには必須と言って良いギミックですが、すでにBCLブームが始まっていた時期の最後発モデルとしては一寸物足りない感じです。回路面でもこの後継機のFIC-404ではポータブルラジオでは初では無いかと言われるダブルスーパーヘテロダイン回路が付けられて、BCLマニアにも一目置かれる存在になりますが、このモデルは割と平凡な回路構成です。但し流石日本の軍事産業を支える三菱だけあって、各バンドの感度は鋭く、選択度も高く、性能としてはソニー、ナショナルといった最先端メーカーに並んでいるのは大した物だと思います。一方この地味な外見に目立った所の無いアクセサリー、割と高めの価格設定では多くは売れなかったと思います。小生が此方で扱うのも5台目で、これはワールドボーイGXの9分の1、IC11シリーズの5分の1位、実際にはこの割合以上の販売数の差があったかと思います。この個体ですが、つい最近扱った一台よりも全般的なコンディションは良く、電池室にも液漏れの痕は有りません。ホコリの侵入もすくない。尤もこのモデルは元々密閉性が良いので埃は然程入りません。トップパネルにあるプッシュボタン式のバンド切替が時折問題を起こす様で、問題があると中々直せないのはこのモデルの数少ない欠点です。但しこの個体はFMへの切替に多少の難があったものの整備後は大丈夫です。スピーカーは可也強力なパイオニア製のアルニコ型で輪郭のはっきりした良い音です。ヌリカベの様大きな前面のバッフル効果もあるのでしょう。商品名の部分にも書いた様にアンテナが欠品で代替品になっており、ホップアップが出来ず少し短めです。全面整備、クリーニング済み。電池付です。
カテゴリー: | 家電・スマホ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ |
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商品の状態: | やや傷や汚れあり |
ブランド: | 三菱電機 |
配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法: | 佐川急便/日本郵便 |
発送元の地域: | 千葉県 |
発送までの日数: | 1~2日で発送 |
商品の説明
昭和の音がするラジオ 三菱JEAGAM FIC-304 - 地理の部屋
昭和の音がするラジオ 三菱JEAGAM FIC-304 - 地理の部屋
昭和の音がするラジオ 三菱JEAGAM FIC-304 - 地理の部屋
BCL Radio by MITSUBISHI
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